沖縄本島地方や宮古島地方を暴風に巻き込み、けが人も出した台風9号。久米島などでは暴風警報が32時間以上続くなど長時間にわたって暴風が続いた。沖縄気象台によると、台風9号が途中で若干進路を変え、減速するなどしたため予想より長引いたとみられる。

台風9号の強風で横転したとみられる車。フロントガラスが粉々に割れていた=1日午後0時24分、与那原町東浜(下地広也撮影、画像の一部を加工しています)

 本島地方と宮古島地方には8月31日午後1時半ごろ、暴風警報が発令された。久米島空港では1日午前3時半に最大瞬間風速54・5メートルを観測するなど県内各地で暴風が吹き続けた。

 31日夕に発表した沖縄気象台の予想では、本島地方が暴風となるのは1日夕方までだった。だが実際に暴風警報が解除されたのは、本島中南部で同日午後7時16分、久米島などは同日午後9時57分だった。

 1日夕方ごろ、北北西に進んでいた台風9号が北北東に若干向きを変えたことを、気象台は暴風が長引いた理由の一つに挙げる。上空の風の影響で、台風が進路を変え、減速して進んだ結果、長時間にわたって暴風が続いたとみられる。