インターネット上やメールで沖縄県内の自治体や大学に対する爆破予告が相次いでいる。沖縄市は2日、「市役所にダイナマイトを投げ込み職員を殺害する」とのメールが市に届いていたと発表した。浦添市消防本部、琉球大学、中城村役場を加えた4カ所で確認されており、県警によると他にもあるという。全国の大学などに対しても同様の書き込みが見られる。単なる愉快犯なのか、同一犯なのか。県警は威力業務妨害容疑を視野に、投稿者の特定を急いでいる。

県内で相次ぐ爆破などの予告一覧

琉球大学を爆破すると書かれたネット掲示板の画像

県内で相次ぐ爆破などの予告一覧 琉球大学を爆破すると書かれたネット掲示板の画像

 2日午後の爆破予告があった琉球大はこの日構内への立ち入りを禁止した。沖縄市役所は通常業務を実施。いずれも不審な点は見当たらなかった。

 県内で最初に確認されたのは8月7日、浦添市ウェブサイトに寄せられた「消防本部に爆弾を仕掛けて爆破する」とのメール。その後、同22日に中城村役場に「25日にサブマシンガンを乱射して職員や住民を殺害する」とのメールがあり、同30日に沖縄市役所にも職員殺害を予告するメールがあった。

 いずれも暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの送金を要求し、沖縄市に届いたメールには「命が惜しければ結構(原文ママ)時刻15分前までにビットコインを送金してほしい」と書かれていた。

 31日には琉大の爆破予告をインターネット掲示板で見た、と名乗る人物から同大学に情報提供があった。 爆破予告の書き込みがあった掲示板を見ると、8月27日午後5時7分の投稿で「9月2日4時33分に琉球大学を爆破する」「爆破には以下のメンバーが関係している」などと続く。県外の大学や高校の名もあり、爆破予告時刻はほぼ同じ。中には「小池百合子東京都知事が9月5日までに辞職しなければ爆破は取りやめない」とするものも。

 県警は市役所や大学周辺を警戒するとともに、威力業務妨害容疑を視野に一連のメールの送り主、投稿者の特定を急いでいる。ただし県警関係者によると、通常はウェブサイトにアクセスした場合、アクセス元のアドレスが残るが、今回はその痕跡が残らない匿名通信システム「Tor(トーア)」が使われているという。

 沖縄市の担当者は「台風翌日の対応に追われているさなかで本当に迷惑。やめてほしい」。中城村の担当者も「こういうことが続くと、職員の負担になって迷惑。何より地域住民が不安になる」と、こうした書き込みをしないよう求めた。