毎年9月の障がい者雇用支援月間にちなんだ特別支援学校就業支援キャンペーンとして、沖縄県の金城弘昌県教育長や生徒代表が3日、県ホテル協会など6団体を訪ね、就業体験の受け入れや卒業後の雇用の拡大などへの協力を求めた。

県ホテル協会を訪ね将来の目標などを語る大平特別支援学校の(左から)前兼久翔太さん、金城佳奈さん=3日、那覇市・沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 県ホテル協会は那覇市内のホテルで坂本公敏副会長らが対応。大平特別支援学校3年生の金城佳奈さん(17)は「飲食店で働き、尊敬する兄のように親孝行をしたい。自分を育ててくれた親に感謝を伝えられるように、就職を目指して多くのことを覚えられるようがんばりたい」と卒業後の目標を語った。

 同校3年の前兼久翔太さん(17)は今年7月にあったスーパーでの2週間の就業実習を振り返り「仕事を覚えるのは大変だったけど、少しずつできるようになりうれしかった。あいさつの大切さを学び、実習後も笑顔であいさつをするよう心掛けている」と報告。「就職した先輩たちのような、すてきな大人になりたい」と夢を語った。

 金城教育長は毎年300人を超える生徒が県内21の特別支援学校を卒業し、昨年は122人余りが就職したことを説明。「特別支援学校は生徒の自立と社会参加を目指している。就職した生徒は自分らしさや持っている力を発揮し、活躍している」と障がい者の雇用への協力を求めた。

 坂本副会長は「協会に加盟する166社は積極的に障がい者の雇用を受け入れている。観光には人材が必要で、いろんな形の雇用を生み出さなければいけない」と理解を示した。