大型で非常に強い台風10号は、6日午前0時現在、南大東島の西約30キロに最接近し、北北西に進んだ。南大東島では5日午後9時38分に最大瞬間風速51・6メートルを観測した。大東島地方と沖縄本島地方では暴風警報が発表され、6日昼すぎまで暴風が続く見込み。6日午前0時現在、南北大東村で970戸が停電。小屋の屋根が吹き飛ばされたり、農作物がなぎ倒される被害も出た。本島でも今帰仁村や国頭村、名護市で240戸が停電したほか、33市町村で避難所が開設され、計456人が避難した。

強風で屋根のトタンが吹き飛ばされた小屋=5日午後3時27分、南大東村池之沢(下地広也撮影)

台風10号進路図

台風10号接近時間

強風で屋根のトタンが吹き飛ばされた小屋=5日午後3時27分、南大東村池之沢(下地広也撮影) 台風10号進路図 台風10号接近時間

 気象庁によると6日午前6時現在、台風10号の中心気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。中心の南東側280キロ以内と北西側165キロ以内では風速25メートル以上の暴風になっている。

 北大東島では5日午前11時ごろから停電の影響で観測データが把握できていない状況だが、午前8時56分には最大瞬間風速36メートルとなり、9月の観測史上最大となった。渡嘉敷島では午後6時16分に最大瞬間風速21・7メートルを観測した。

 南大東村の避難所には62世帯84人(午後9時)、北大東村は計5カ所の避難所に39世帯65人(同)が避難した。

 台風10号は今後勢力を維持しながら北寄りに進み、6日朝に本島地方へ最接近する見込み。予想される最大風速は、大東島地方で50メートル、本島地方で25メートル。最大瞬間風速はそれぞれ70メートル、35メートル。先島諸島でも強風に注意が必要だ。

 大東島地方と本島地方では6日にかけて猛烈にしける見込みで、波の高さは6日に大東島地方で14メートル、本島地方で9メートルと予想されている。

 大東島地方では5日から6日にかけて多い所で1時間に80ミリの猛烈な雨になると予想され、7日午前0時までの24時間では多い所で大東島地方・本島地方で200ミリ。

 沖縄都市モノレール(ゆいレール)は、6日午前中の運休を決め、午後の運行は今後判断する予定。本島内の路線バスの6日の運行は同日午前4時半ごろに発表するとしている。

 空の便は5日、県内の空港を発着する53便が欠航し、約2800人に影響が出た。6日は191便が欠航し、約1万4千人が足止めされる。

 沖縄旅客船協会によると、5日の欠航は70便、6日は少なくとも24便が欠航する。同日早朝に運行の判断をする便もある。