沖縄タイムス+プラス ニュース

懲りない米軍 格納庫内のBBQで泡消火剤漏れ 2014年にもあった

2020年9月10日 06:03

 【ジョン・ミッチェル特約通信員】米軍普天間飛行場で2014年夏にも、米兵が格納庫内でバーベキューをして消火装置が作動し、泡消火剤が漏出する事故が起きていたことが、関係者の証言で分かった。今年4月の大規模事故もバーベキューが原因だったと判明したばかり。再発を防止できず事故を繰り返す米軍に、批判が高まりそうだ。

2019年12月に普天間飛行場の格納庫内で起きた泡消火剤の漏出事故の様子(米海兵隊から情報開示請求で入手)

 かつて普天間に勤務していた関係者によると、14年の事故でも有害な有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含んだ泡消火剤がスプリンクラーから漏れた。ほぼ全量が地下の貯蔵タンクで回収されたという。

 事故の原因をつくった海兵隊員らは当時、普天間に一時的に配属されていた。このため、どの部隊が浄化の責任を負うかを巡って対立が起き、泡消火剤の廃棄は不十分な形に終わったという。

 普天間では19年12月にも格納庫内の泡消火剤漏出事故があったが、通常屋外で使うポータブル発電機を格納庫内で使ったことが原因だったと今回の本紙取材で判明した。この時もPFOSを含む約4万リットルの泡消火剤が漏れていた。

 今年4月に泡消火剤約22万7100リットルが漏出した事故の原因がバーベキューだったことについて、玉城デニー知事は7日「本当に言葉にならない」と述べていた。

 在沖海兵隊はこの事故に関する4日の発表で「今後同様の事故が起きる可能性を減らす対策を実施した」と強調したが、これまではミスが繰り返されていたことになる。消火装置が熱で起動することなど、取り扱いの基礎知識の周知を兵士に徹底できていなかったとみられる。

 本紙は在沖海兵隊にこれまでの再発防止策が十分だったか、今後は徹底できるかなどを尋ねたが、回答はなかった。

もっと詳しく。有料会員ならこんな記事も読めます。

沖縄の米軍基地の集団感染 発端は米本土部隊から

報告書から異例の「辺野古」削除 海兵隊の沖縄への強いこだわり

「翁長が恋しいです」流れ呼んだ妻の訴え 沖縄県知事選

月額550円で有料記事が月100本読み放題の「ライトプラン」もございます。 

 
連載・コラム
きょうのお天気
沖縄タイムスのイチオシ