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石垣産クロレラ 米国販売1.6倍 コロナでサプリ原料に脚光

2020年9月10日 05:52

 新型コロナウイルスの感染拡大で健康志向が強まり、八重山殖産(石垣市、中野良平社長)が生産しているクロレラの海外販売が伸びている。特にコロナの感染者数が世界で最も多い米国向けは4月以降、現地の健康食品メーカーからサプリメント原料としての注文が増え、4~9月の販売額が前年同期比約1.6倍増と好調だ。同社は「メーカーは老廃物の体外への排出や免疫力の向上につながる原料として注文している。今後も増えるだろう」と見通している。

クロレラを増殖させるための培養プール=石垣市(いずれも八重山殖産提供)

八重山殖産が生産しているクロレラ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い健康志向が強まり米国への販売が伸びている

クロレラを増殖させるための培養プール=石垣市(いずれも八重山殖産提供) 八重山殖産が生産しているクロレラ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い健康志向が強まり米国への販売が伸びている

 八重山殖産は年間100トンのクロレラを生産しており、海外が販売先の7割を占めている。米国は海外売り上げの6割を占める主要輸出先だが、コロナの感染拡大を機に注文が増え、8割にまで高まっている。4~9月の海外売上高は前年同期比2500万円増の6500万円。担当者は「コロナの感染拡大により健康づくりを気に掛ける人が増えている。今後は米国だけでなく中国や台湾、マレーシア、ロシアからも注文が来る見通しだ」と話す。

 八重山殖産は1975年の創業から栄養価の高い種株の選別を続け、「ヤエヤマクロレラ株」という独自の株を開発。老廃物を体外に排出する効果が期待できるクロロフィル(葉緑素)の含有量は100グラム当たり3グラムで、海外産クロレラの1.8グラムより多いのが特徴という。

 品質の安定につなげるため、プールで増殖して出荷するたびに洗浄しているため、泥臭さもないという。販売価格は1キロ当たり2千~3千円で、一般的な価格の約2倍と高値だが、品質にこだわりを持つ健康食品メーカーが原料用で注文している。

 担当者は「琉球石灰岩と微量の海水が溶け込んだミネラルバランスのとれた水と温暖な気候で育てた八重山産のクロレラとして、販売を伸ばしていきたい」と意気込んだ。

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