沖縄市園田の中古車屋で売られている1台の中古車が、インターネット上で話題を呼んでいる。人気アニメ「ラブライブ!」のキャラクターが車体全体にど派手に描かれた、通称「痛車」だ。8月30日に投稿された写真付きのツイートは7日現在、約6千リツイートされた。担当者は「想像以上の反響で驚いている。大事に乗ってくれる人の手に渡ってほしい」とPRしている。(中部報道部・豊島鉄博)

「カープラザOKUMA」で販売されインターネット上で話題を呼んでいるラブライブ!の痛車=7日、沖縄市園田

車内には、以前東京で開催された痛車イベントのトロフィーもあった。トロフィーには奥間さんの父が車種の「TOURER(ツアラー)」の名前も独自に加えた

「カープラザOKUMA」で販売されインターネット上で話題を呼んでいるラブライブ!の痛車=7日、沖縄市園田 車内には、以前東京で開催された痛車イベントのトロフィーもあった。トロフィーには奥間さんの父が車種の「TOURER(ツアラー)」の名前も独自に加えた

 痛車は「見ていて痛々しい車」から来た俗語。アニメやゲームのファンが、好きなキャラクターを描いたシートやステッカーを車体に貼り付けるなどして装飾した車を指す。全国各地で関連イベントが開催されてきた。

 展示されている車はトヨタの「チェイサー・ツアラーS」(1996年製)で、販売価格は税込み32万円。「ラブライブ!」の人気キャラクターたちが所狭しと並び、ツイートには「これは買いですわ」「欲しすぎる」などのリプライが寄せられている。車内には、2011年にお台場で開催された痛車のイベント「痛Gふぇすた」のトロフィーもある。

 販売している中古車屋「カープラザOKUMA」代表の奥間隆次さん(32)によると、8月に北中城村の県中古自動車販売協会(JU沖縄)であった中古車オークションで見つけ、「珍しいなあと思って」購入を決めた。「ラブライブ!については、全く知りません。お店の宣伝につながればという思いで買いました」と狙いを語る。

 車は年数はたっているもののサビや傷などもなく、状態はいい。「痛車には詳しくないが、ラッピングだけでも30万円かかると聞いた。お値打ち価格だと思います」と奥間さんは胸を張る。

 すでに20代の男性を中心に3人から問い合わせがあるといい、アニメ好きのアメリカ人男性からも連絡があった。

 「20歳のいとこから『ツイッターでバズっているよ』とLINEが来てびっくりした。こんなに多くの人に見てもらっているとは」と驚き「乗るのに勇気がいる車かもしれないが、大切に乗ってくれる人にぜひ買ってほしい」と笑顔で話した。

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