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税理士事務所に“行列” コロナ給付金不正キャバクラなどに情報出回る 「若い女の子やアジア系外国人がひっきりなしに」

2020年9月12日 08:48

 新型コロナウイルスで経済的打撃を受けた中小企業や個人事業主を対象にした国の「持続化給付金」を巡り、那覇市松山のキャバクラなどの飲食店従業員の間で4~5月ごろ、「従業員でも受け取れる」といった情報が出回り、申請者が一時急増していたことが飲食関係者などへの取材で分かった。紹介した報酬として「数万円を受け取った」と明かす人も複数いる。不正受給に関与した疑いで県警の調べを受けている税理士事務所には、申請手続きのために行列ができていたという目撃証言もある。

(資料写真)那覇市

 松山で働く複数の関係者によると、受給に関する口コミが広がっていたのは今年4~5月ごろ。飲食や接客業の従業員らの間で「マルチ商法的に」広がり、申請者が増えていったという。「確か紹介料は2万~3万円ほどだった」(関係者)と話す人もいる。

 キャバクラ店で働く30代女性は、周囲から申請を勧められたが「(提出するものが)面倒そうだったし、別の人から『危ないからやめた方がいい』と言われたので断った」という。

 今回、県警の任意聴取を受けている税理士事務所には、飲食事業などを手掛ける正当な受給対象事業者に加え、本来対象ではない人の申請も相次いでいたとみられる。

 ある飲食店オーナーは「事務所に行くと、20人ぐらいの列ができていた。周囲の路上駐車もひどかったですね」。事務所では整理券が配られ、スタッフが手際良くさばいていたという。

 列を成して申請者が殺到していたのを目撃した近隣の男性は「確か5~6月ごろで、若い女の子やアジア系の外国人がひっきりなしに来ていた」。別の60代男性も「外車やベンツ、ワゴン車が4~5台、路上駐車していて、何だろうと思った」と語った。

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