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GoTo東京も対象の中、「まだ話し合ってない」 対策未定の沖縄県

2020年9月12日 08:50

 政府の観光支援策「Go To トラベル」に東京都が10月1日から追加されることに関し、玉城デニー知事は11日、新型コロナウイルス対策本部会議を14日に開き、感染拡大防止に関する新たな方針を県民に打ち出す考えを示した。約3週間後に東京からの観光客増加が予想される中、「まだ具体的に部局間で話し合っていない」という県。有識者は「感染リスクの高い場所に絞った効果的な対策が必要」と指摘する。

(資料写真)那覇空港

 県は流行の第1波、第2波いずれも、始まりは県外で感染して県内にウイルスが持ち込まれた「移入例」とみている。国立感染症研究所の解析によると、県内の第2波で広がったウイルスの遺伝子は東京と同じグループだった。

 「Go To」で東京からどれだけの来県が予想され、どう対策するのか。糸数公保健衛生統括監は11日の記者会見で「部局間で話し合っていない。今後議論する」と述べるにとどめた。

 玉城知事は県民に感染防止の新しい方針を示す予定だが、「発表内容の詳細は固まっていない」(糸数統括監)。7月は「Go To」開始直後の4連休をきっかけに感染が広がった。

 救急医の林峰栄医師は「県には感染を広げない対策が今は足りてない。リスクの高い場所に絞った効果的な対策を考えるべきだ。特に感染経路の追えない『夜の街』にPCRセンターを設置するといった具体策が必要だ」と指摘した。

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