豚熱(CSF)の発生で3千頭余の殺処分を経験した喜納農場(沖縄市)の喜納忍代表は12日、キッチンカー「Kinner’s(キナーズ)」で飲食事業をスタートした。地産地消を創造する意味を込めた「ご地創(ちそう)サンド」を開発し、中城村で販売。再生への一歩を踏み出した。準備していた100個のサンドイッチは2時間で完売する盛況だった。

キッチンカー「Kinner’s」を初出店した喜納農場の喜納忍さん(左から2人目)=12日、中城村

 農場では現在、43頭の母豚を育てており、出荷できるのは来秋。喜納さんは「周囲の支えがあってここまでこれた。喜納農場の豚を使った商品も提供できるように頑張っていく」と意気込んだ。

 サンドイッチは2種類。「ご地創チューバ-サンド」と「ご地創ベジサンド」を販売した。いずれも税込み千円。地元の食材を使用し、地産地消に力を入れる。パンはどちらも、うるま市の無添加パン屋「アイプラス」から調達した。

 チューバ-サンドは、沖縄市の自家製ハムとソーセージの専門店「TESIO(テシオ)」のホワイトハムなどを使用。ベジサンドは沖縄市の「ヤソウカフェyamacha」から助言も得て、発酵野菜をふんだんに使った。

 今後も喜納農場がある沖縄市や、喜納さんの地元うるま市を中心に出店するという。

(写図説明)キッチンカー「Kinner’s」を初出店した喜納農場の喜納忍さん(左から2人目)=12日、中城村