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サーモグラフィーや消毒液 GoTo利用へ 動画でコロナ対策紹介

2020年9月15日 05:26

 県飲食業生活衛生同業組合(鈴木洋一理事長)は、新型コロナウイルスの感染防止対策を実施する店舗を動画で撮影して10月に組合ホームページに掲載し、飲食店にガイドラインの順守を呼び掛ける。コロナの影響で売り上げが激減している中、組合は国の支援事業「Go To キャンペーン」を利用して経営維持につなげる考えだ。だが、事業に参加するためにはガイドラインの順守が条件となるため、動画を通じて必要な対策を発信していく。(政経部・大城愛乃)

新型コロナウイルスの感染予防ガイドラインを順守する飲食店の取り組みを動画撮影する学生カメラマン(左)=14日、那覇市久茂地の居酒屋「えん沖縄久茂地本店」

 14日、那覇市の居酒屋「えん沖縄久茂地本店」で動画撮影があった。店舗入り口に、入店客の体温を測定するサーモグラフィーや消毒液の設置のほか、客同士の距離を取るため席数を半減し、飛沫(ひまつ)がかからないよう座席の間にアクリル板を設置するなどの対策を紹介した。

 組合に加盟する約千店舗中検温を実施しているのは約5割にとどまっている。席数を半減するなどの対策は、売り上げの減少につながるとして、ガイドラインを知っていても実行しない経営者もいる。鈴木理事長は「ガイドラインを守ることが店の売り上げにつながる」と意義を訴える。

 国は8日から、飲食代金の一部を国が負担する「Go To トラベル」の地域共通クーポンの実施に向けた、飲食店の登録を開始した。売り上げが落ち込んでいる飲食業界の立て直しが期待されるが、クーポンが利用できる店となるには別の飲食店支援事業の「Go To イート」の登録を受ける必要がある。

 イートはガイドラインの順守が登録の条件となっており、業界の活性化には多くの店舗の順守が鍵を握る。組合は16日から、八重山・宮古圏域を含む県内200店舗の飲食店に立ち入って、ガイドラインを順守しているかを確認し、対策を促す。鈴木理事長は「コロナの第3波を想定しつつ、感染拡大を最小限に抑えるためにも、店舗の協力が必要だ。動画を参考にして、対策に取り組んでほしい」と強調した。

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