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4連休初日にぎわい戻る沖縄 ホテル・航空便70%に回復 

2020年9月20日 07:18

 9月の4連休「シルバーウイーク」が始まった。初日の19日、那覇空港には午前中から家族連れを中心に、観光客が続々と到着。新型コロナウイルスの影響で打撃を受ける沖縄観光に久々のにぎわいが戻った。航空各社や県内ホテルによると、連休中の予約状況は前年の6~7割まで回復している。政府によるイベント入場制限も緩和され、全国的に人の往来が活発に。横浜スタジアムのプロ野球DeNA-巨人は1万3106人を動員。コロナ感染拡大以降、国内スポーツで観客が初めて1万人を超えた。一部のシネコンは全席販売を再開した。

シルバーウイーク4連休の初日、検温のためのサーモグラフィーの前を通って到着口を出る観光客ら=19日午後、那覇空港

 那覇市内のあるホテルは9月の稼働率が30%未満だったが、4連休中は70%程度を見込む。担当者は「感染者数が落ち着いてきたため、連休の直前に予約が入ってきた」と話す。

 航空各社によると、連休前の予約数は前年の20~30%程度だった。

 連休中はANAが55%程度、JTAが70%程度に回復。航空関係者は「普段の週末に比べると予約は多い」と歓迎する。

 一方で「10月はまだ伸びていない」と状況を注視。「4連休で感染がまた拡大するかもしれない」との懸念も拭えない。

 兵庫県から兄と自身の家族で旅行に来た西村嘉人さん(34)は3泊4日で北部のホテルに滞在する。「コロナが少し落ち着いたとはいえ、用心のためあまり出歩かず、滞在先のホテルのプールや近くの海でゆっくり過ごしたい」と話した。

 中心市街地のにぎわいはどうか。

 那覇市国際通りの土産品店は、コロナ第1波の4月から約2カ月間休業した。店長の70代女性は「再開後も売り上げは9割減よ」と頭を抱える。付近では休業中の店もあり「どこも経営は厳しい。もっと国際通りに客が来てほしいし、知事が観光をもっと県外に発信してほしい」と注文を付けた。

 那覇市内のホテル担当者は「4連休はいいが、9月全体では稼働率が30%にも届かないかもしれない」と表情を曇らせる。「10月の動きも見えず、厳しい状況は変わらない」と先行きを心配した。

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