乗客乗員520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機墜落の現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」にこの夏、慰霊登山をする人のための手作りのつえ約340本が届けられていたことが分かった。使いやすいよう丁寧に手が加えられ、届けた男性は名乗らず立ち去った。尾根の管理人である黒沢完一さん(77)は「作るのに相当な時間がかかっただろう」と思いに感謝している。

 男性が届けた約340本のつえと「御巣鷹の尾根」管理人の黒沢完一さん=18日、群馬県上野村

 尾根は昨年10月の台風19号で登山道が崩落するなどの被害を受け、復旧工事のため登山ルートは閉鎖中。9月は彼岸の時期として19~25日は通行可能だが、つえは来年以降、登山に訪れた人に使ってもらう予定だ。(共同通信)