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人気の総社デニムマスク、サンエーで発売 沖縄の障がい者が手作り

2020年9月24日 08:18

 県内の障がい者支援施設を中心に手作りで製作している岡山県総社市の「総社デニムマスク」が、サンエーの衣料品を扱う全22店舗で販売が始まった。サンエー浦添西海岸パルコシティで23日、会見があり、製作に携わる事業所のメンバーが思いを語った。片岡聡一総社市長もウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」で参加した。

総社デニムマスクを着け、モニター越しの片岡聡一総社市長と共に会見する県内事業所のメンバー、サンエーと日進商会の関係者ら=23日、浦添市・サンエー浦添西海岸パルコシティ

 布製の総社デニムマスクは、総社市が4月から全国販売している。注文殺到の中、総社市内の障がい者を中心とした手作りのため生産が追い付かず、新たな連携先を探していた。

 片岡市長は講演などで沖縄に足を運ぶことも多く「総社の次に思いのある地」と話す地での製作を依頼。5月から県内の障がい者支援施設や精神科デイケアなど17事業所で作り始めた。新型コロナウイルスの影響で失業した人も携わる。製作分の利益は全て事業所に入る仕組みだ。

 サンエーの担当者が7月、オンラインで片岡市長を講師に招いたウェブセミナーに参加して総社マスクを知り、販売に至った。製品に針が残っていないかを調べる検針は衣類メーカー日進商会が協力する。

 サンエーと日進商会の担当者は、将来はかりゆしウエア製作などでも障がい者施設と連携する構想を話し「一過性でない支援につなげたい」と思いを口にした。片岡市長は「障がいがある方の生活の質を上げるため頑張っていきたい。マスク以外に付加価値があるものを探し、また沖縄と一緒にやりたい」と語った。

 重度の知的障がい者らが職員と協力してマスクを作るNPO法人サンズ・コミュニティ(沖縄市)の伊佐桂子施設長は「工賃をもらえることで、みんなの働く意欲が変わってきた」と感謝。マスクのひも通しを担当する浦崎蔵摩(くらま)さん(23)は「自分たちが作ったマスクを売って、お給料をもらいたい」と意気込んでいた。

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