東日本大震災の津波で宮城県石巻市から流された石巻魚市場のプラスチック製容器が今月上旬、1500キロ以上離れた鹿児島・奄美大島の瀬戸内町の海岸で見つかった。瀬戸内漁協が再利用することが決まり、石巻魚市場の関係者は「喜ばしい」と話している。

 東日本大震災の津波で宮城県石巻市から流された石巻魚市場のプラスチック製容器=11日、鹿児島県瀬戸内町

 石巻魚市場などによると、容器は表面に傷があるが、水漏れはない。側面に「石巻魚市」の文字が入り、魚や氷などを入れ陳列用に使っていた。震災当時、約500個を所有していたが、ほとんどが海に流されたという。

 瀬戸内町阿木名の海岸で地元の高塚輝美さん(67)が8日、容器を発見。瀬戸内漁協が回収し、シラヒゲウニの試験養殖に使う予定。(共同通信)