オウム真理教の分派団体を金沢市で主宰しているとされる女性が、団体規制法に基づく観察対象とした国の処分を取り消すよう求めた訴訟の判決で、東京地裁は29日、「処分は適法」として女性側の訴えを退けた。

 森英明裁判長は、分派団体について「教義を広め、実現する共同目的を持っており、オウム真理教本体に含まれる団体だ」と指摘。松本智津夫元死刑囚=教祖名麻原彰晃=に絶対的に帰依しているとし「活動状況を継続して明らかにする必要がある」と判断した。

 女性側は、オウム教義を信仰しているだけで処分対象とするのは信教の自由に反すると主張したが、判決は「合理的な制約だ」と退けた。(共同通信)