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「俺たちやばいかも」と返金決意 沖縄でコロナ不正受給の大学生

2020年9月30日 10:08

 9月に入り、学生のLINEに友人から給付金の不正受給問題の記事が送られてきた。学生は友人と「俺たちもやばいかも」と話し合った。

持続化給付金の申請方法を示す中小企業庁のリーフレット(同庁ホームページから)

 学生はネットニュースや動画サイトで不正受給の問題を調べ、給付の取り消しを決意。100万円が受給される前に確定申告を取り消すため行動を起こそうとしたが、通帳を見ると9月2日に100万円が振り込まれていた。

 学生らは親に受給を明かし、警察にも相談。持続化給付金のコールセンターに相談すると、振り込みで返金をするよう指示された。

 給付を取り消すにはメールアドレスとパスワードが必要だが、いずれも男性が申請手続きをしていたため学生らは把握していなかった。

 学生は給付金を返金する考えを男性に連絡し、メールアドレスを教えるよう依頼。

 男性は学生らに「返金するとしても、60万円の手数料は支払ってほしい」と迫った。手数料は支払えないと伝えると、男性は「自分が一番『上』だったら払わなくてもいいが、そうはいかない」と言った。学生は手数料の支払いに応じなかったが、男性が組織的に動いている印象を受けたという。

 学生は現在、返金の手続きを進めており、不正な受給に関わったことを後悔している。不正と知らなかったころ、別の友人に「40万円もらえるかもしれない」と話したこともあった。今では「給付金はやめたほうがいい」と声を掛けている。

<情報を募ります>

沖縄タイムスは新型コロナウイルスに関する持続化給付金など、公的支援制度の不正受給問題の取材を進めています。不正受給に関する情報を広く募ります。

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