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コロナ不正受給 驚く大学関係者 脳裏をよぎる「苦い経験」

2020年10月1日 11:04

 新型コロナ対策で国が支給する持続化給付金を県内の複数の大学生が不正受給していた問題を受け、県内の大学関係者からは驚きの声が上がった。県内7大学はいずれも正式に在学生の関与を把握していない。報道を受け、大学によっては相談窓口の設置や不正受給の防止を呼び掛けるなどの対応を検討している。

 不正受給した学生が通う私立大学の教授は「数年前から名義貸しや詐欺の受け子として学生が関与した話は聞いたことがある。持続化給付金の不正受給は初めて聞いた」と驚いた様子。

 ゼミ生を中心に、大学でも金もうけを目的にした詐欺に遭わないよう注意してきた。「大学の友人や先輩後輩の関係の中で、詐欺とは知らずに今回のような不正に加担してしまうケースが今後も増えてくる可能性がある」とし、注意喚起の必要性を強調した。

 別の不正受給に関わった学生が通う大学の理事は「不正受給は全国で起きているが、うちの学生が関わることはあってほしくない。大学は社会的教育も含めて教育をしている組織なので」と困惑していた。

 別の大学でも不正受給に関する相談の窓口を設置するなどの動きが出ている。

 ある大学の学生支援担当の責任者は「今は相談はないが、関与した学生がいないという確信は持てない」と話す。過去に在学生が名義貸しや仮想通貨を巡るトラブルに巻き込まれた「苦い経験」があるという。

 7月にも持続化給付金の不正受給に手を出さないよう学生にメールで通知しており、改めて注意喚起する考えを示した。

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 沖縄タイムスは新型コロナウイルスに関する持続化給付金など、公的支援制度の不正受給問題の取材を進めています。不正受給に関する情報を広く募ります。

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