波打ち際で意識不明で倒れていた10代の女性を迅速で的確な連携プレーで救助したとして、ニライ消防本部を管轄する沖縄県の比謝川行政事務組合(管理者・石嶺傳實読谷村長)は9月30日、読谷高校の女子生徒10人に感謝状を贈った。

比謝川行政事務組合管理者の伊志嶺傳實読谷村長(前列左から3人目)から感謝状を受け、記念撮影する読谷高校2年の女子生徒10人=9月30日、同校

 同本部などによると、8月3日午後6時ごろ、読谷村の渡具知ビーチの波打ち際で意識を失って倒れている女性がいるのを同校の女子生徒が発見。一緒に遊んでいたメンバーらに声掛けして協力し合い、波打ち際から安全な場所への移動や119番通報、自動体外式除細動器(AED)の装着につなげるなどの人命救助活動に当たった。

 10人の多くがバスケットボール部やハンドボール部に所属する読谷高校2年生。現場に居合わせた美里高校生と陽明高校生も協力した。救助された女性は無事回復し、家族から同消防へ感謝を伝える連絡があったという。

 読谷高校であった表彰式で石嶺村長が女子生徒一人一人に感謝状を手渡し、「スポーツをやっていることもあって、12人がチームワークよく対応してくれた。深く感謝したい」と激励した。

 生徒を代表してあいさつした伊波麗奈さん(17)は保健の授業で習った救命処置の手順が役立ったといい、「はじめは驚いた。みんなと協力して行動できてよかった。これからも困っている人がいれば助け、人の役に立ちたい。受賞は光栄です」と話した。仲宗根勝校長は「生徒らの行動を誇りに思う」と喜んだ。

 感謝状を受けたのはほかに田場有莉さん、玉城杏梨さん、比嘉結花さん、新垣妃菜乃さん、江田愛華さん、神山心優さん、眞榮田小鈴さん、糸滿千さん、屋宮美心さん。