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都民限定の特典プランで歓迎も 沖縄のホテル、Go To東京追加に期待

2020年10月2日 07:15

 国の観光支援策「Go To トラベル」に1日、東京発の旅行が追加された。沖縄にとって羽田発の便は、国内客の約半数を占める最大の市場。業界関係者から「経済効果は1・5倍になる」と期待が高く、都民限定の特典プランを打ち出すホテルも。ただ、10月は公休日がない日並びの悪さもあり、予約の伸びは全体的に緩やかだ。旅先の買い物、飲食に使える「地域共通クーポン」も始まったが、登録を証明するステッカーがGoTo事務局から届いていない事業者が多く「東京追加の効果が見えるのは11月以降ではないか」とする見方もある。(政経部・川野百合子)

東京からの便で到着した観光客らにマスクを配布する県内観光業関係者=1日午前11時すぎ、那覇空港(金城健太撮影)

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)などは1日、観光客を那覇空港で出迎え、歓迎と感染防止を呼び掛けた。東京の追加を意識したキャンペーンだ。「めんそーれ沖縄!」と書かれた横断幕を掲げ、ミス沖縄らがマスクを手渡した。受け取った50代の男性観光客は「びっくりしたが、いい記念になった。歓迎されていると感じた」。写真を撮る様子も多く見られた。

 東京追加で観光客は増加しているのか。全国旅行業協会(ANTA)の崎山喜孝県支部長は「東京からは徐々に入ってきているが、伸びはまだまだ。コロナ禍の旅行は直近にならないと予約が動かない傾向もあり、11月以降に期待する」と話す。

 9月の4連休以降、好調に推移しているホテルもある。

 ホテルパームロイヤルNAHA国際通り(那覇市)は、毎日100件近くの予約が入っている。カフーリゾートフチャクコンド・ホテル(恩納村)も、10月分は2400室以上の予約が入った。KPGホテル&リゾート(沖縄市)は、県内4ホテルで「東京都民向け宿泊プラン」を打ち出した。東京からの宿泊客に特典を付けるなどし、お得感を打ち出している。

 都民の呼び込みや「Go To」効果の実感には「地域共通クーポン」の浸透も欠かせない。利用が始まった1日、県内では複数の事業者が「登録完了の連絡は来たが、ステッカーがまだ事務局から届いていない」と話した。

 トヨタレンタリース沖縄の担当者は「登録を証明するステッカーが届かないと、大々的に宣伝できない」と説明。現在の稼働は例年の3~4割程度だが「クーポンの問い合わせもあり、今後伸びてくるのではないか」と期待した。

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