野菜ソムリエのシークヮーサー講座 講師:堀基子さん

 

 プロフィール 堀基子 ほり・もとこ アクティブ野菜ソムリエ。アスリートフードマイスター3級。ベジフルビューティセルフアドバイザー。アンチエイジング・プランナー。ジュニア青果物ブランディングマイスター。沖縄野菜プロジェクト協同組合理事。

豊富な機能性成分に注目!毎日食べて健康、キレイに

青切りシークヮーサー

 シークヮーサーはミカン科ミカン属の果実で、カーブチーなどと同じく、昔ながらの沖縄の在来種。「シー」は「酸っぱい」、「クヮーサー」は「食べさせる」の意味で、その名の通り、酢の代わりに古くから愛されてきました。かんきつ類の中でも特に酸味が強いレモン、ライム、ゆず、すだち、かぼすなどを香酸かんきつといい、シークヮーサーもその仲間に数えられ、和名ではヒラミレモンと呼ばれます。

フルーツシークヮーサー

 収穫期は盛夏から真冬まで半年間と長く、7月中旬から10月中旬は酸味が強い青切り、9月下旬から12月下旬はジュースなどの原料となる加工用、12月中旬から2月中旬にかけては黄色く完熟した生食用の「フルーツシークヮーサー」(クガニー)の名で出荷されます。

 あの小さな実には、驚くほどの栄養素が詰まっています。まずは抗酸化力にすぐれ、免疫力を高め、コラーゲン生成や鉄分の吸収を助け、美肌にも欠かせないビタミンCで100㌘当たり11㍉㌘含まれています。ただし、ビタミンCは水溶性で摂りだめできないため、一日3食の食事や飲み物にシークヮーサーを加えて、小まめに摂取しましょう。

 

 また、クエン酸も豊富で、ビタミンB2と一緒に摂ると、スポーツの秋の疲労回復により効果的です。さらに、血糖値や血圧の上昇を抑える働きで注目を集めたポリフェノールの一種「ノビレチン」が100㌘当たり約122㍉㌘も含まれていて、これはかぼすの約30倍に当たります。このノビレチンは、抗酸化作用や抗炎症作用、抗がん作用、コレステロール抑制作用などが期待されている機能性成分「タンゲレチン」とともに、いずれも緑色の果皮に豊富に含まれています。果汁を搾る際はできるだけ皮ごと搾ったり、果皮をすりおろすか細かく刻み、ドレッシングなどに加えるのもオススメです。

 

 私はシークヮーサーの季節になると、JAファーマーズマーケットなどの直売所でたくさん購入し、フル活用しています。酢の物やサラダのドレッシングにはもちろん、から揚げやフライなどの揚げ物や魚のバター焼きに搾れば油っこさがスッキリしますし、寒天などのデザート作りにも使います。グラスに注いだビールにギュッと搾れば、フルーティーで爽やかで、これまた美味です。果汁を搾った後の果皮とミントの葉を水に入れて冷やせば、エコなデトックスウォーターの出来上がり! 旬の季節以外なら、100%果汁のジュースなどが便利です。県外の方へのお土産にするととても喜ばれます。今が旬のシークヮーサーで、カラダの中から健康にキレイになってくださいね。