【名護】NPO法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会は3日、名護市立中央公民館で「沖縄北部地域ひきこもりシンポジウム&相談会」を開いた。行政職員や公認心理師、ひきこもりの人の家族や元当事者、支援者ら約30人が参加。今月発足した地域家族会について、家族が安心して元気を回復できる「受け皿」としての役割を確認したほか、参加家族がそれぞれの悩みを専門家に個別相談した。

ひきこもり当事者や家族のよりよい支援について話し合うパネリストら=3日、名護市立中央公民館

 厚生労働省の社会福祉推進事業「行政と連携したひきこもりの地域家族会の活動に関する調査研究」の一環。家族会への参加を通した家族の気持ちや当事者との関係、ひきこもりへの理解の各変化を調べ、支援を充実させる参考にする。

 シンポジウムでは家族と支援者による事例検討会の開催や、定期的な家族会の開催場所などの提案があった。元当事者として登壇した宜壽次大樹さん(43)は「精神疾患や歯の治療など当事者の健康問題にも取り組んでほしい」と要望した。

 相談会では家族がパネリストごとに設置された相談ブースを回った。30代の息子が20年以上ひきこもり状態にある母親(64)は「専門家と個別に話せる場はありがたい」と喜んでいた。

(写図説明)ひきこもり当事者や家族のよりよい支援について話し合うパネリストら=3日、名護市立中央公民館