[首里城 象徴になるまで](31) 第3部 地方からの遠望 猛火が鎮まり、焼けた首里城正殿の前に与那国島産の「フルイシ」で彫られた大龍柱が傷つきながらも立っていた。「虐げられてきたものの強さだと思った」。前与那国町教育委員会教育長の崎原用能さん(73)は、大龍柱に島で生きてきた人々の歴史を重ねる。

クバの葉でかさを作る與那覇有羽さん。「島にある資源を生かす技術や発想があれば生きられる」と話す=9月23日、与那国町・よなは民具
首里城火災に耐えた大龍柱、材料は与那国島の石「虐げられてきた島民の強さを象徴」
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