<div class="caption">クバの葉でかさを作る與那覇有羽さん。「島にある資源を生かす技術や発想があれば生きられる」と話す=9月23日、与那国町・よなは民具</div>
クバの葉でかさを作る與那覇有羽さん。「島にある資源を生かす技術や発想があれば生きられる」と話す=9月23日、与那国町・よなは民具
全ての写真を見る 3

首里城火災に耐えた大龍柱、材料は与那国島の石「虐げられてきた島民の強さを象徴」

2020年10月5日 14:00有料
社会・くらし

[首里城 象徴になるまで](31) 第3部 地方からの遠望 猛火が鎮まり、焼けた首里城正殿の前に与那国島産の「フルイシ」で彫られた大龍柱が傷つきながらも立っていた。「虐げられてきたものの強さだと思った」。前与那国町教育委員会教育長の崎原用能さん(73)は、大龍柱に島で生きてきた人々の歴史を重ねる。

【あわせて読みたい】

首里城が焼失して3年。あの時、沖縄タイムスで事件・事故を取材する社会部の警察担当記者(通称・サツ担)2人は沖縄のシンボル焼失を目の当たりにした。泣き崩れる住民、消火活動に奔走する消防隊員、原因究明に尽力する捜査員―。当時の取材メモを読み直し、写真とともにあの日を振り返る。

関連ニュース

首里城の赤瓦、来月から製造 焼失した正殿の赤瓦を粉末にして混ぜ先人の思い継ぐ 沖縄県が4工場に6万枚を発注

「すてきで感動した」高校生がプロ並みのデザイン力 那覇観光キャンペーンレディの制服に込めた首里城復興の願い

[沖縄days]首里城守礼門の頭上にお月様