渡嘉敷村包括支援センターの介護予防事業が新型コロナウイルスの影響で活動を自粛している間、高齢者を中心とした地域住民の協力で、約3千羽の折り鶴で彩られたミンサー柄の「折り鶴壁画」がこのほど完成した。

約3千羽の折り鶴でミンサー柄を完成させた地域住民ら=9月28日、渡嘉敷村役場前

 自粛期間中、心身の機能低下を懸念した同センター職員が、自宅でできる体操や脳トレに加えて折り鶴制作を「宿題」とし、高齢者らに折り紙を配布。村役場や学校、広報誌などの呼び掛けに約3千羽の折り鶴が集まった。

 小中学校の児童・生徒や保護者も協力。村のフェイスブックで紹介したところ県外からも届いた。

 同センター職員の新垣典子さんは「最初は細かい作業は嫌とか、畑仕事が忙しい、などと言っていた人も、時間を見つけて折ってくれるようになった。家族や近所同士でコミュニケーションも生まれた」と喜ぶ。

 9月に入り、鶴を木枠に貼り付け、沖縄らしいミンサー柄が完成した。参加した座間味幸子さん(86)は「この年になっても折り方は忘れてなかったさー」と話し、古波蔵善子さん(90)は「近所の人に教えてもらいながら楽しく折れた」と笑顔を見せた。

 完成品は9月28日に村役場で披露され、その後は同センターのホールに飾られる予定。(新垣聡通信員)