【石垣】スズメより一回り大きく、県内では非常に珍しい旅鳥「ツメナガホオジロ」2羽が9日、石垣市内の農道で確認された。石垣島では初めての記録とみられる。石垣島フィールドガイド「SeaBeans」の小林雅裕さん(45)が発見し、撮影した。

石垣島に飛来したツメナガホオジロ2羽=9日午前(小林雅裕さん撮影)

 体長15センチほど。小林さんは「見慣れない鳥が草むらに入り込むのが見えたので、息を潜めていると2羽が出てきた。夏羽から冬羽に変わる過程で、胸の縦斑と翼の白い2本線、赤褐色の羽が目立った」と語った。

 ユーラシア大陸、北極圏、亜寒帯で繁殖し、北米に渡り越冬する。日本では本州中部以北に渡来するが数は少ない。

 沖縄野鳥の会の山城正邦会長(58)も9月27日に粟国島で観察。今秋に入って県内3例目で「小さな群れで移動する中で、何らかの理由で本来の渡りのルートから外れたのではないか」とみている。