【うるま】4企業・1大学で構成する産学連携の海ごみ削減プロジェクト「Material Circulator」はこのほど、漂着ごみのブイを再資源化したバッグの試作品を完成させ、9月19日に市与那城の海の駅あやはし館周辺でお披露目した。海ごみ削減を実現する新たな技術やビジネスの創出を目指す、日本財団などによる「プロジェクト・イッカク」の事業の一つ。

漂着ごみだったブイを再資源化したバッグの試作品をPRするジーエルイーの金城由希乃代表(左)、二宮あみさん(中央)ら=19日、うるま市与那城

 削減プロジェクトには、県内で環境負荷の少ない商品の企画販売を手掛けるジーエルイー(那覇市、金城由希乃代表)が参加した。

 同社によると、漂着ごみは処理が難しく、海水に浸って塩分が付着した海洋プラスチックごみをそのまま焼却処理すると、ダイオキシンなど有害物質が発生したり、塩素で焼却炉を傷めてしまう恐れもあるという。同プロジェクトはブイに着目し、8月に名護市羽地の海岸で拾った漂着ごみのブイ50個を素材化してバッグを試作した。一般販売は未定で、今後、改良を続けていくという。

 金城代表=写真左=は「海洋ごみの再資源化は本当に難しい。バッグの完成をきっかけに、漂着ごみを出さないよう意識し、その大切さを多くの人に感じ取ってほしい」と訴えた。