県内の優秀な建築物・建築士を表彰する「沖縄建築賞」(主催/同実行委員会、審査委員長/古谷誠章)。全35作品の中から、第6回の入賞作品5点が決定した。住宅部門正賞には大嶺亮氏の「立体路地を持つ都市住宅」が、一般建築部門正賞には細矢仁氏の「株式会社技建新本社ビル」が選ばれた。
 

住宅建築部門 正賞
「立体路地を持つ都市住宅」(那覇市

設計者/大嶺亮氏(56)
ファイブディメンジョン一級建築士事務所

風流れる住居内の路地 都会でも自然を感じる

第6回沖縄建築賞住宅部門の正賞に輝いたのは、大嶺亮氏の「立体路地を持つ都市住宅」=左側の建物。飲食店が並ぶ商業エリアに建つ。四角いブロックを組んだ大きな開口部から建物内の「路地」へとつながり、風や外の空気を伝える
2階寝室から見た「路地」。サッシに挟まれた部分が半屋外になっており、写真左手の開口部から右手奥へと建物を横断する
3階路地から見た4階への吹き抜け。外に面した開口部には虫が入らないようネットが張られている

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一般建築部門 正賞
「株式会社技建新本社ビル」(南城市)

設計者/細矢仁氏(52)
一級建築士事務所細矢仁建築設計事務所

進化形コンクリート造 薄さ生かしたデザイン

一般建築部門の正賞に輝いた、細矢仁氏の「株式会社技建新本社ビル」。同社で製作している薄肉コンクリート「HPC®(ハイブリッドプレストレストコンクリート」のルーバーが日差しを遮る
HPC®製のルーバーにミンサー織をデザインした面もある。隙間から風を通し、やわらかく日差しを遮る。ルーバーと建物の間には回廊があり、動線や室内外の中間領域となっている
室内は、シンプルなオフィス空間。天井には照明器具を設けず、壁面につけた照明器具のみで机上面500ルクスの照度を実現している

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週刊タイムス住宅新聞より掲載