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首里城公園、火災で赤字2.9億円 収支改善に焼け残った瓦の展示、カフェ開店へ

2020年10月19日 05:00

 首里城公園のうち、沖縄県が管理する城郭内の2019年度事業収支が、2億9991万円の赤字となったことが分かった。この区域には正殿などがあるが、昨年10月31日未明の首里城火災から19年度末まで臨時休館が続き、入場料や売店収入が大幅に落ち込んだことが要因。県は17日までに、指定管理者の沖縄美ら島財団の収支などを分析した結果を公表した。(政経部・屋宜菜々子)

火災の爪痕や再建の様子を見学する来場者=6月12日、那覇市・首里城公園

 19年2月の県移管以前の収支は公表されていないが、県は当初「収入および支出は約15億~16億円で均衡する見込み」と県議会で説明していた。

 19年度の収入は計9億5311万円で、事業計画15億6716万円の60・8%にとどまった。有料区域の利用者は、前年度から72万4429人減少し、105万1438人だった。

 そのため、入場料収入が6億6906万円と計画比58・9%、売店などの収入が2億6424万円で計画比61・2%に落ち込んだ。

 支出は計12億5302万円。火災に伴い、事業の見送りや規模縮小、臨時休館によって光熱水費などの経費が減少したため、計画比81・9%だった。

 県と財団の取り決めでは、災害などの不可抗力で赤字となった場合、財団の収入や財団が加入する営業保険で対応し、それでも厳しい場合は、県と協議することになっている。

 県担当者は「新型コロナウイルス感染症の影響で、本年度も厳しい状況が続いている。財政支援が必要かどうか検討している状況」という。

 県は、琉球王朝の歴史や焼け残った瓦などを展示する仮設施設や、女官居室で土産販売やカフェの準備を進めており、収支改善につなげたい考えだ。いずれも11月ごろにオープン予定。

 県担当者は「アルコールやサーモグラフィーの設置など、コロナ対策に取り組んでいる。ぜひ、有料区域に足を運び、復興の様子を見てほしい」と呼び掛けている。

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