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迫る満床、コロナ急拡大の宮古島と石垣島 沖縄本島への搬送も視野

2020年10月20日 09:43

 宮古島と石垣島で新型コロナウイルス感染が急速に広がっている。いずれも治療の中心となる県立病院は一つだけで、県は本島への患者搬送も視野に入れる。地元の医療者は、感染予防に市民の協力を呼び掛けている。(1面参照)

宮古・八重山の感染者数の発生状況(10月)

県内感染者の居住別状況(10月19日)

宮古・八重山の感染者数の発生状況(10月) 県内感染者の居住別状況(10月19日)

 10月の感染者は19日、両地域とも28人になった。病床数に対する入院者は、宮古病院が40床に対し17人、八重山病院は21床に対し19人。県の糸数公保健衛生統括監は「診られなくなった場合、本島への搬送もあり得る。必要な支援を地元と話し合っている」と話す。

 宮古島市では、接客業のほか公務員や会社員、10歳未満でも感染した。宮古地区医師会の岸本邦弘副会長は「1日5人以上のペースで増えた場合、1週間後に宮古病院と軽症者向けの療養ホテルのベッドが満床になる」と予測。市民の危機意識を高めるため、市内での検査数と陽性者数、陽性率を県が公表する必要があるとし「事態の深刻さを知れば、身を守る行動につながるはずだ」と指摘した。

 石垣市新川の「かりゆし病院」でクラスターが発生した八重山地区。同地区医師会の上原秀政会長は「かりゆし病院は感染防止対策を徹底して面会も厳しく制限していた。市中感染が広がっているのだろう」と懸念。集団免疫がある程度確立されるまでは感染は広がるとして「体力を温存し、規則正しい生活をすることが大切だ」と話した。

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