性犯罪や性暴力の被害に遭った人のための県性暴力被害者ワンストップ支援センターで、2019年度に対応した新規の相談者は141人に上り、前年度より90人増えて過去最多となった。緊急避妊により望まない妊娠を防ぐことができる「被害から72時間以内」の相談の割合は16・3%で、増加傾向にある。10代からの相談が増えている傾向にあるという。

(資料写真)空から見た沖縄

 センターが19年8月から病院を拠点に、365日24時間態勢で相談・支援に対応するようになったためとみられる。県議会文教厚生委員会で15日、女性力・平和推進課の榊原千夏課長が比嘉京子氏(沖縄・平和)の質問に答えた。

 延べ相談件数は1483件で、18年度(652件)と17年度(1028件)に比べて大幅に増えた。「72時間以内」の相談割合は18年度15・7%、17年度12・3%だった。

 10代からの相談が目立つことを踏まえ、県はセンターの連絡先を記したカードを県内の全小中高に配布。中学・高校は性別を問わず全生徒にカードが行き渡るようにしている。

 センターでは、電話相談のほか、被害者の心情やプライバシーに配慮した専用施設で医療的支援やカウンセリングなど必要なサポートを受けられる。

 県の担当者は「『あなたは悪くないよ』というスタンスを大切に運営している。被害に遭ったら、安心してすぐに連絡してほしい」と呼び掛けた。相談や施設利用は「♯8891」か、電話098(975)0166へ。