特別史跡・特別名勝に指定されている金閣寺(京都市北区)の庭園で、違法工事があったことが京都府などの調査で判明したとして、京都市埋蔵文化財研究所の研究員が21日、文化庁長官に金閣寺の処分を求める申し出をしたと明らかにした。

 金閣寺庭園での発掘調査で見つかった排水管。設置工事で盛り土の一部が掘削されていたことが分かった=6日、京都市

 金閣寺側が無許可で庭園の盛り土を削ったとする研究員の申し出を受け、府と市が9月から調査を実施した。指摘と違う箇所で無許可の排水管設置工事が行われ、盛り土の一部が削られていたことが判明。盛り土は、室町幕府3代将軍足利義満が建立したとされる「北山大塔」の基壇跡の可能性が指摘されている。

 文化庁は、悪質性がないとして行政処分をしない方針。(共同通信)