[胃心地いいね](598) マーサンカフェポコ 浦添市安波茶
ナスの煮浸しや子芋(里芋)の煮っ転がし、脂がきらきら光る焼きジャケに、オクラとうりずん豆のおひたしが新緑のような彩りを添える。野菜、肉、魚、卵などがちょっとずつ盛られた「Aランチ」。テーマは“大人の給食”だ。
2017年に前身の食堂・なすび亭からリニューアルオープンした。オーナーの比嘉文子さん(50)が息子らと切り盛りする。
「おうちのリビングをイメージした」という店内には、温かみある木の6人掛けテーブルやテレビ。席間隔は広めで、にぎやかに食事を楽しむ人もいれば、女性一人でもゆったり安らげる空間だ。食材はできるだけ地物を使い、下ゆでなど下処理を施す。だしを効かせるなど丁寧な味付けの和風料理が多い。
Aランチはおかず6品が並ぶ「いろいろおかず定食」。比嘉さんにメニューの由来を尋ねると「私が欲張りなので、いろんなのを少しずつ食べたくて」と笑う。Bランチは「まぐろの中落ち定食」など魚介類系、Cランチは「白身魚フライ定食」などがっつり系だ。各880円~、ドリンクとデザート付き。白米か日替わりご飯が選べ、おかわり自由。各限定10食だ。
夜には、焼酎や日本酒、ワインと共に、かれいの煮付け(780円)、手羽先唐揚げ(600円)などが楽しめる。客がご飯を食べてリラックスしている様子に喜びを感じるという比嘉さん。「カウンター席からちょっと話しかけてくれたら、うれしい」と照れ笑いした。(浦添・西原担当=宮里美紀)=金曜日掲載
【お店データ】浦添市安波茶1の28の3。営業は午前11時~午後2時、同5時~午前0時。16席。駐車場4台。月火定休。電話098(800)1716。