国内で治療法が確立していない希少な腹膜悪性中皮腫と診断され、保険適用されない医療費の寄付を募った小学4年、金城楓空(ふうあ)さん(10)=沖縄県中城村=は22日、入院する都内の国立国際医療研究センター病院で、約10時間に及ぶ腫瘍を切り取る減量切除などの手術を受けた。同日中にICU(集中治療室)に移り、容体は安定しているという。

長時間の手術に臨んだ金城楓空さん(「ふうあの会」提供)

 23日以降、数日間は化学療法などを続ける予定。支援団体「ふうあの会」は21日、公式フェイスブックで「長時間の手術は小さな楓空さんの心身にとって大きな試練となりますが、皆さまの温かい寄付や声援は彼女を勇気づけています」とコメントした。

 腹膜悪性中皮腫はまれながんで、有効性が認められ保険適用となった治療法は国内にない。希少な症例のため費用の見通しが困難な楓空さんの医療費への募金は、16日時点で法人181件、個人2745件から総額3757万128円が寄せられている。