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「緊張感なさすぎ」コロナ感染警戒下に2次会はしご 沖縄の県議団

2020年10月23日 06:20

 沖縄県議会会派沖縄・自民の県議18人が18~20日、視察先の宮古、八重山地域で連夜の大規模な懇親会を開いていた。宮古島、石垣両市の副市長や与那国町長、複数の地元市議らも参加。一部は2次会まで「はしご」した。両地域で感染が急拡大し、病床が足りなくなる恐れがあるとして県が16日、医療フェーズを最高レベルに引き上げて警戒していた矢先。市民からは「安易な行動」「緊張感がなさすぎる」と批判の声が上がっている。

(資料写真)懇親会で乾杯する人たち

県議会会派「沖縄・自民党」視察時の主なスケジュールなど

(資料写真)懇親会で乾杯する人たち 県議会会派「沖縄・自民党」視察時の主なスケジュールなど

 与那国町で18日にあった懇親会には町側から外間守吉町長と保守系議員4人が出席した。約2時間、料理を囲んでビールや泡盛を飲んだ。その後は居酒屋を出て、希望者だけでスナックに場所を移したという。

 1次会だけ出席したある町議は「県議団の半数は2次会に向かったと思う。まだ保健所からは何の連絡もない。誰が濃厚接触者に当たるのか、気が気でない」と不安そうに話した。

 県議一行は翌19日、石垣市の居酒屋で、川満誠一副市長や自民市議4人と懇親を深めた。出席市議によると、感染防止の観点から貸し切りで開き、料理の取り分けにトングを使うなど配慮したという。約2時間半後に終了し、県議も市議もそれぞれ半数近くの希望者が2次会に向かった。

 市議は「県議の感染確認に驚いている。検査を受けるべきか医療機関に相談している」と話した。

 一行が宮古島入りした20日は、市役所で下地敏彦市長や宮古島商工会議所の下地義治会頭を表敬し約30分、意見交換した。その後、県宮古事務所も訪問、県職員14人と45分ほどの意見交換会を開いた。

 関係者によると、午後6時ごろから市内のレストランを貸し切った上で会食を開いた。

 県議らに加え、長濱政治副市長や下地会頭、山里雅彦議長を含む保守系市議6、7人の計約25人が参加し、2時間ほど飲食した。下地市長は参加しなかったという。

 複数の県議は市内のラウンジでの2次会にも出席し、市議1人も同席した。参加した市議は22日、市内の福祉施設で抗体検査を受けて陰性を確認したと説明。「保健所から連絡が来たら、PCR検査を受けるなど対応したい」と語った。

 宮古島市の仲里成繁さん(66)=農業=は「感染が急増する中、2次会まで行くのはあまりにも緊張感がなさすぎる。考えられない行動だ」とあきれた。

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