沖縄アジア国際平和芸術祭実行委員会などは17日、昨年の火災で破損した首里城の瓦を使った漆喰(しっくい)シーサー作りのワークショップを沖縄県名護市瀬嵩の大浦湾に面した広場で開いた。親子10組がシーサー作りを通して「首里城」に触れ、その再建と沖縄の平和を願った。瀬嵩区の協力もあり、辺野古新基地の建設現場を臨む同広場に2体の大型シーサーを設置して「平和の守り神」とした。

思い思いに漆喰シーサー作りに励む親子ら=名護市瀬嵩

 参加した親子は「山原ものづくり塾」の指導の下、破損した瓦をシーサーの上下の顎や耳などに見立て、その上から漆喰で目や歯を造形した。しばらく乾燥させた後、色付けも体験。思い思いのシーサーが完成し、それぞれ家に持ち帰った。

 ワークショップは今回を皮切りに、宮古や八重山地方でも行う方針。実行委事務局の比嘉豊光さんは「地域から首里城の再興を考える機会にしたい。ワークショップを通し、ウチナーンチュのマブイ(魂)を再建する首里城に込める」と話した。

 市立緑風学園4年の銘苅百飛さん(10)は自身が作ったシーサーを「歯をとがらせることで強そうになった」と評価。「首里城が早く復元されてほしい」と願った。

 中城村立中城小3年の我如古盛士郎さん(9)は「沖縄の大切な首里城の瓦で作ったシーサー。玄関に飾ったら、地震から守ってくれそう」と話した。