昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反罪に問われた参院議員河井案里被告(47)について、東京高裁は27日、保釈を許可した東京地裁決定を不服とする東京地検の抗告を棄却した。案里議員側は保証金1200万円を現金で納付しており、同日中に保釈される見通し。

 保釈後は開会中の臨時国会に出席できるが、案里議員側の関係者は当面の出席は難しいとの見方。

 今月23日までに元法相や買収相手とされる地元議員らの証人尋問を実施し、11月13日から被告人質問が始まる。大半の証拠調べを終えたことで、裁判所は案里議員の証拠隠滅の可能性は低いと判断したとみられる。(共同通信)