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琉球王国の魂込めた塩でコロナ退散 沖縄の村の若者がお守り作る  

2020年10月28日 09:07

 「新型コロナウイルスに絶対負けない。仲間と一緒に乗り越えよう」。北中城村商工会青年部(金城孝文部長)はこのほど、そんな気持ちを込めたオリジナルの「商売繁盛お守り」を制作し、販売を始めた。部員ら自らお守りに入れる塩作りや、祈願、デザインを行うなど、手作りにこだわり願いを込めた。全国商工会青年部連合会の公式グッズにも選ばれ、早速県外からも注文が入っている。

オリジナルの「商売繁盛お守り」

お守りを制作・販売する北中城村商工会青年部の部員ら=23日、北中城村商工会

オリジナルの「商売繁盛お守り」 お守りを制作・販売する北中城村商工会青年部の部員ら=23日、北中城村商工会

 同青年部は1980年に発足し、今年で結成40周年を迎えた。40周年を記念し「何かできないか」と部員内で話し合う中で、コロナに苦しむ事業者や経営者を勇気づける商売繁盛お守りの制作・販売を行うことを決めたという。

 部員らはお守りに入れる塩を作るため、県内唯一の「入浜式塩田」がある屋我地島を訪れ、塩作りを体験。海水を砂浜で濃縮させてできた「かん水」を加熱して塩にするという伝統的な製法で、1日かけて約5キロの塩を作った。

 また、琉球の創世神アマミキヨが降り立った伝説があり、琉球王国時代には王家の繁栄、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈ったという国頭村の大石林山の御願所で塩を祈願。お守りには「七宝」や「唐草」など縁起の良い伝統的な絵柄を取り入れた独自のデザインを施した。

 お守りは1個1500円で、同会青年部の特設ページでオンライン販売を行うほか、村商工会の窓口でも購入可能。お守りの収益の一部は村内の小学校やろう学校の図書費として寄付する予定。金城部長は「コロナで大変な今だからこそ、地域や子どもたちのためになる活動にしたい」と話した。

 また、辺土名和則副部長は「コロナでは部員の事業所も大きな影響を受けている中、応援の思いを込めて制作した」と話し、お守りを身近な友人や仲間、家族など応援したい人に届けてほしいと呼び掛けた。

 問い合わせは村商工会、電話098(935)3939。

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