飛鳥時代に造られた日本最古の本格的庭園とされる飛鳥京跡苑池(奈良県明日香村)の北池は7世紀後半に岸の内側に盛り土や石敷きを付け足す大改修で、水面を上から見ると卵形になっていたとみられることが分かり、28日、県立橿原考古学研究所が発表した。

 飛鳥京跡苑池北池の発掘現場で出土した階段=28日、奈良県明日香村

 東京学芸大の木下正史名誉教授(考古学)は「苑池の全容が浮かび上がった。天武朝のころ造られた緩い傾斜部分は奈良時代の庭園にみられる『州浜』に通じる構造で、日本庭園化してゆく初期の姿とも考えられる」と指摘する。

 苑池は、天皇の宮殿があった地区に位置し、北池と南池から成る。(共同通信)