世界最大級の旅行博「ツーリズムEXPOジャパン 旅の祭典 in 沖縄」(主催・同実行委員会)が29日午後1時すぎ、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した。11月1日までの4日間の期間中、感染防止と両立する新たなMICEや旅の形を提案する。285企業・団体が出展し、国内28道府県と、海外30カ国・地域の情報を提供する。4日間で、2万2千人の来場を見込む。一般客が来場できるのは10月31日~11月1日の2日間。

首里城再建への支援金を寄付するJATAの坂巻会長(左)=29日、宜野湾市の沖縄観光コンベンションセンター

 新型コロナウイルス感染拡大で観光業全体が落ち込む中、沖縄観光や国内旅行復活につなげる起爆剤として期待される。入場は一般来場者、業界関係者を含めて完全事前予約制。来場者人数を制限しながら会場内の人数などをリアルタイムで把握するなどして感染防止対策を徹底する。また、県酒造組合の協力を得て、高濃度アルコールを来場者へ3千本配布する。

 リアルとオンラインを併用した商談会やセミナー、シンポジウムなどを実施する。地域の自然や文化、魅力を発信し、地域間交流の促進などにもつなげる考え。県内からは134の企業・団体が出展。「沖縄パビリオン」として特設ゾーンを設ける。地域の豊かな自然や文化を紹介するほか、VRで再現された首里城を体験できるコーナーなどもある。

 同時開催イベントとして、最先端技術で産業振興や課題解決につなげる「リゾテックおきなわ国際IT見本市」、沖縄国際映画祭2021のプレイベントでもある「島ぜんぶでお~きな映画上映祭」、泡盛や県産肉が集まる「おきなわフードフェスタ」もある。

 主催者を代表して日本観光振興協会の山西健一郎会長は「まだまだ厳しい状況続くが、観光の力を信じて一致団結して、国際交流の早期回復を願うメッセージを沖縄から世界に発信していきたい」と話した。

 また、開幕に先立ち、日本旅行業協会(JATA)の坂巻伸昭会長は、首里城復興支援金として260万円を富川盛武副知事に贈呈した。

 坂巻会長は「首里城は沖縄にとっても日本にとっても重要な観光資源。地域と一体になって観光をともに支え、ともに発展していくように努力していきたい。一日も早く再建することを祈念する」と話した。

 富川副知事は「6月に続き、2回目の支援で大きな励みとなる。国民や県民、海外の県系人など多くの人の協力を得て、全力で取り組む。復興の過程を見守ってもらいながら、多くの人に首里城へ来てほしい」と感謝した。