農地開発や森林破壊といった土地の改変、野生生物の取引と消費などが、新型コロナウイルスのような動物由来感染症がまん延するリスクを拡大させており、次のパンデミック(世界的大流行)を防ぐには根本的な政策転換が必要だとする報告書を、生物多様性に関する国際科学組織が29日、発表した。

 ブラジル・アマゾンの森を焼き払ってつくられた牛の放牧場。急速な森林破壊が動物由来感染症拡大の一因とされる(AP=共同)

 この組織は、日本など約130カ国が参加する「生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)」。

 報告書は、新型コロナウイルスによる世界の経済的な損失は、7月までの段階で8兆~16兆ドル(約830兆~1660兆円)に達すると試算した。(共同通信)