「お肉は何でできてるの?」。唐揚げを手にした娘の質問に、写真家の著者は思わず、詳しく説明するのをためらう。自身も知っているとは思えなかったから。「食べている肉の、その前」を追って猟師と共に長崎の里山に入り、獣と向き合ったノンフィクションは、「食べて生きること」を考え続けた軌跡だ。 冬の朝。