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首里城「見せる再建」歩み進む 火災から1年 正殿復元2026年目指す

2020年10月31日 10:47

 昨年10月31日、首里城の正殿など主要な7棟9施設が焼けた火災から31日で1年になった。建物を所有する国は再建を決め、正殿は2022年着工、26年完成を目指して基本設計が進む。現場は有料区域が開園され、正殿遺構や焼けた造形物などを展示する「見せる再建」が進む。管理を委託されている県は防災体制の強化や公園の活用を模索。地域住民によるまちづくりの議論も始まった。

琉球王朝時代をイメージした映像を、城郭に投影するプロジェクションマッピング。県などが那覇市の首里城公園内で実施した。訪れた人々は在りし日の首里城などを見つめ、再建を願った。広福門前では沖縄空手関係者が力強い演武を披露した=30日夜(下地広也撮影)

 

 警察と消防は火災の原因を特定できないとした。国は「首里城復元に向けた技術検討委員会」で、再建する正殿にスプリンクラーや城郭の門の自動解錠設備などの導入を決めた。

 同委員会は、1992年の復元時と同じく、琉球王国時代の1712年ごろ再建され、1925年に国宝に指定された正殿をモデルに再建する。

 県は本年度の首里城復興基本計画策定に向け、有識者懇談会が議論している。まちづくりや文化振興、首里城地下にある旧日本軍の第32軍司令部壕の活用などを盛り込む。

(写図説明)琉球王朝時代をイメージした映像を、城郭に投影するプロジェクションマッピング。県などが那覇市の首里城公園内で実施した。訪れた人々は在りし日の首里城などを見つめ、再建を願った。広福門前では沖縄空手関係者が力強い演武を披露した=30日夜(下地広也撮影)

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