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高良倉吉さん、資料の発見で「王国時代の姿に戻せた」 首里城シンポで提言

2020年10月31日 18:14

 火災からの再建が進む首里城について琉球大学名誉教授の高良倉吉さんとノンフィクション作家の与那原恵さんが語るシンポジウム「首里城 再建のビジョン」(主催・沖縄タイムス社)が30日、那覇市久茂地のタイムスホールで開かれた。(11月1日付け新聞で詳報)

 基調講演で高良さんは、前回の復元の手掛かりは当初、昭和初期に沖縄神社として修理された正殿の資料しかなかったと回想。琉球文化研究者の鎌倉芳太郎が残した「寸法記」や、琉球国王家の尚家が守った資料の発見で「王国時代の正殿の姿に戻すことが可能になった」と話した。資料の安全な保管が重要だとし、収蔵庫を城外に設置することを提言した。

 与那原さんは対談で、首里城復元に役立った鎌倉の研究の成果は、資金面で支えた学術振興団体の存在が大きかったとし、今の研究者が不安定な雇用環境に置かれていることを危惧。「国や県は100~200年後を見据えて研究者を助成してほしい」と提言した。

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