大弦小弦

[大弦小弦]見て学んで「わったー首里城」に

2020年10月31日 09:41

 日差しが和らぎ心地よい秋晴れだったきのう、久しぶりに首里城公園を訪ねた。団体客こそいなかったが、Go Toキャンペーンの効果もあってか家族連れやカップルの観光客らが「見せる再建」の核となる有料エリアをスマホ片手に熱心に見学していた

▼正殿など6棟が焼失した衝撃的な火災から31日で1年となった。昨年の火災直後の小欄で「広がりつつある」と記した再建への支援はその後、驚くほどに拡大

▼県内外、海外からも多くの寄付が届けられ、その額は少なくとも約51億円。1992年に復元された時の工事費約73億円の7割に上る。ウチナーンチュの結束力と首里城再建を通して沖縄を応援したいという方々の強い思いの表れだ

▼この日訪れた観光客からも「応援したいと思ってきた」「ここの雰囲気が好き。3月も来たが、再建の様子を見たくて来た」と気が気でない様子。われわれ県民も通い、自分たちの歴史を学ばねばと思った

▼法政大の屋嘉宗彦名誉教授は「県民主導・県民参加」型の再建体制をつくり、時間をかけて、「私たちの城」とすることを目指すべきだと説く

▼正殿の赤色は青空だけでなく満月の夜にもよく映えた。こよいはひと月に満月が2度見え、幸運を呼ぶとされる「ブル-ムーン」の日。夜空を見上げ「わったー首里城」の再建への思いを共有したい。(石川亮太)

連載・コラム
きょうのお天気
アクセスランキング
ニュース 解説・コラム
24時間 1週間