沖縄県自然保護課と宮古野鳥の会(仲地邦博会長)は22日、サシバの飛来数調査を発表した。10月8日から21日までの14日間、伊良部島の市役所伊良部庁舎屋上で観測した結果、2020年の飛来数は1万1713羽となり、01年~20年平均飛来数の1万4933羽を下回る結果となった。

青空を悠然と舞うサシバの群れ=7日、宮古島市・下地島(金子進通信員撮影)

 発表によると、9日は千羽を超えるサシバが飛来したが、10、11の両日は台風14号の影響で500羽前後と少なかった。13日の2530羽が今年最多の飛来数で、後半にかけて徐々に減少し最終日の21日は51羽だった。

 今年は台風の影響が小さかったことに加え、北東寄りの風が吹くことが多く、サシバにとって渡りやすかったと分析した。

 一方、調査開始前日の7日に、約5千羽の飛来を確認しており「今シーズンの総飛来数」として解釈した場合は約1万6700羽となり、例年より多く飛来したととらえることもできるとしている。

 今年も伊良部島小・中学校(愛称・結の橋学園)や伊良部高校、宮古高校の児童・生徒らが調査に加わった。