【豊見城】市与根出身の陸上選手、津波響樹さん(22)の快挙をたたえようと、与根自治会の有志20人が、市民体育館など市内3カ所に横断幕を設置している。津波選手は10月、新潟市で開かれた陸上日本選手権大会の男子走り幅跳びで、県勢で50年ぶりとなる初優勝を果たした。有志は「沖縄の子どもたちに大きな夢を与えてくれた。次はオリンピックだ」とエールを送る。

津波響樹選手をたたえる横断幕を手にする豊見城市与根自治会の有志=市与根の市民体育館

 横断幕の横幅を津波選手の優勝記録7メートル99センチにするなど、こだわった。発起人で元市議会議長の大城英和さん(74)、市議の赤嶺吉信さん(58)は、子どもの頃の津波選手を「小柄だったが、瞬発力がすごかった」と振り返り「まさか日本一になるとは。優勝は県民、豊見城市民の誇り」と手放しで喜ぶ。

 与根はもともと陸上が盛んな土地柄で、市(当時村)の陸上競技大会が最初に開催された場所だった。両親、妹もアスリートのスポーツ一家に育った津波選手。特に祖父の國吉真豊さん(83)は短距離走の県記録を持つアスリートで、市の子どもたちに長年にわたり、陸上競技を指導した尽力者として地域で知られた存在だという。

 大城さんたちは「出場するときは与根から飛行機をチャーターしてみんなで応援に行きたい」と張り切っている。