沖縄県営中城団地(川満直美自治会長)で10月31日、恒例のハロウィーン行事があった。今年はコロナの「3密」を避けるため動画投稿サイトのユーチューブ配信でビンゴ大会を行った。初の試み。
子どもたちから「夏祭りなどほとんどのイベントが中止になりとても寂しい。ハロウィーンはぜひやってほしい」との強い要望があり、役員会で検討して配信での開催となった。川満自治会長は「子どもたちの声に心が痛んだ。行事ができない選択より、できる方を工夫した」と話した。
98世帯にチラシを配り、スマホやパソコンでユーチューブの検索方法を伝えた。ビンゴゲームのカードを各世帯に2枚ずつ配布した。
当日は集会所前の広場からあらかじめ収録していた自治会長あいさつの動画を放映した後、数字が読み上げられ下段にテロップが流れた。用意された景品は20人分。発信後間もなく「当たった」と次々に当選者が駆け付け、うれしそうに商品と引き換えた。
家族全員が当選した平良愛心琉(えみる)さん(13)は4人分の景品を受け取り笑顔。眞謝匠輝(なるき)さんは「ハロウィーンができてうれしい。来年は仮装して団地内を回りたい」と喜んだ。参加者全員に菓子と飲み物のプレゼントがあった。(翁長良勝通信員)