【平安名純代・米国特約記者】米大統領選で民主党のジョー・バイデン前副大統領が勝利を確実とした7日、沖縄系米国人らからも喜びの声が相次いだ。初の女性でマイノリティーの副大統領に就任するカマラ・ハリス上院議員に、沖縄に貢献してほしいとの期待も高まっている。

米首都ワシントンのホワイトハウス前でバイデン氏の勝利を祝う若者ら=7日

 「米市民になって初めて投票した大統領選で、女性副大統領が誕生した。感激で泣いた」。ニュージャージー州在住の大山紀子さん(宜野座出身)は、黒人初の大統領を務めたオバマ氏に続き、両親が移民で、黒人、アジア系、女性として初めて副大統領に就くことが確実になったハリス氏に期待を寄せた。

 オレゴン州ポートランド在住の高校教師与那嶺緑(もえ)さん(那覇市出身)は、トランプ氏がホワイトハウスから発する人種差別的で暴力的な言葉が、移民の生徒たちに大きな不安とストレスを与えてきたと指摘。現地で名護市辺野古の新基地建設反対運動もしている与那嶺さんは「バイデン氏とハリス氏が、沖縄の民主的プロセスと決断を尊重し、辺野古のために正しい行動をすると信じたい」と述べ、在米沖縄系が運動を広げていく必要性を強調した。

 前回はトランプ氏に投票した沖縄系3世のモーリス・キングさん(49)=ペンシルベニア州在住=は、「トランプ氏に経済の活性化を期待していたが、ヘイトで国を分断した。差別的発言をするヘイトが日常にも深く入り込んでしまった。私たちは自省し、団結する時だ」と述べた。