沖縄県大宜味村のバナメイエビ養殖場で甲殻類の伝染病「急性肝膵臓(すいぞう)壊死(えし)症」が国内で初めて確認された問題で、養殖業者と県職員が9日、塩屋漁港の集会所で地元漁業者向けの説明会を開いた。養殖業者代表の男性は漁業者14人を前に「多大な迷惑と心配をかけてしまったことをおわびする」と陳謝した。

急性肝膵臓壊死症にかかったバナメイエビ=大宜味村(県提供)

 養殖業者は養殖方法や伝染病確認の経緯、エビの死骸や排水の処理方法が適正だったことなどを説明。県も県のPCR検査で陽性が出なかったことなどから、周辺海域での発生可能性は低いと報告した。

 一方、漁業者からは「養殖事業についての住民向け説明会が一度も開かれず、異変発生の報告も遅い」との批判が相次いだ。「周辺の漁協にも説明したほうがいい」との声もあった。

 説明会後、男性代表は「コミュニケーション不足があり、反省している。是正しながら地域の理解を得たい」と声を落とした。