全国各地の特産品を生かし、高校生らが料理のアイデアや腕を競う「第9回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(主催・一般社団法人全国食の甲子園協会)の決勝大会が10月31日、東京都内で行われ、沖縄県立美里工業高校(沖縄市)調理科の男子生徒3人によるチーム「琉球oceans(オーシャンズ)」が準優勝した。

うまいもん甲子園で準優勝した美里工業高の(左から)仲間功也さん、村吉政哉さん、担当教員の外間あかり教諭、國吉生乃さん=10月31日、東京都内(提供)

琉球ぬちぐすいカレー(提供)

うまいもん甲子園で準優勝した美里工業高の(左から)仲間功也さん、村吉政哉さん、担当教員の外間あかり教諭、國吉生乃さん=10月31日、東京都内(提供) 琉球ぬちぐすいカレー(提供)

 生徒らはプロの料理人から指導を受けるなど、味の改良に向けて調理を重ねた。惜しくも優勝は逃したが「市内の農家の方々など、お世話になった人たちに感謝したい」と笑顔で話した。

 出場したのは同校3年の國吉生乃さん、仲間功也さん、村吉政哉さん。今年発生した豚熱や新型コロナウイルスの影響を受けた沖縄市の農畜産業を盛り上げようと、市内産の豚肉や野菜をふんだんに使った「琉球ぬちぐすいカレー」を考案した。

 7月から試作を繰り返し「少なくとも20~30回は試作した」と仲間さん。10月上旬にはホテルJALシティ那覇の喜屋武直彦総料理長に指導を受けた。村吉さんは「『野菜の個性を出すには普通のコショウよりもピパーチが良い』など具体的なアドバイスをもらえた」と振り返る。

 今大会は全国から105校、363チームが参加。8~9月のオンライン審査などを経て、9校が決勝大会に進んだ。美里工業高は審査員から「高級レストランで出てもおかしくない味」との高評価を受けたという。「練習を重ねたので、あまり緊張はしなかった。全員が全力を出せた」と國吉さん。担当教員の外間あかり教諭は「朝から調理室で仕込みをするなど、生徒たちは本当に頑張り、成長した姿を見せてくれた。私が優勝旗をあげたいぐらいうれしい」と、目を細めた。

 3年間同じクラスで、空手部員としても汗を流し合った3人。「優勝できず悔しさもあるが、県産野菜をアピールするため、試行錯誤できた」と語り、「養豚や野菜農家の方々、学校の先生方に感謝し、今回の経験を今後に生かしたい」と笑顔を見せた。

 琉球ぬちぐすいカレーは来年1月下旬から県内のファミリーマートで期間限定で発売される予定。